このページでは,これまで小社既刊に寄せられた各メディアの書評や,読者カードに記入されていたご感想,新刊キャンペーンに応募いただいた方からの感想などをまとめております。


テーマのある学校生活づくり −子ども主体の特別支援教育−
中坪晃一・名古屋恒彦 [監修] 山形県立米沢養護学校 [著]




WEBショッピング: テーマのある学校生活づくり

A5判/並製カバー装
/196頁/本体価2500円

書籍詳細

特別支援教育研究6月号 (2009.6.26)

特別新教育研究 2009年6月号

テーマのある学校生活づくり 書評欄



シガフーズ,J.ほか 著 園山繁樹 監訳






A5判/並製カバー装
/216頁/本体価2800円

書籍詳細

京都府:松井様より (2004.10.23)

 私は知的障害者の通所施設にて働いていて,中でも挑戦的行動への対処については一番悩んでいます。►それなのに「挑戦的行動」の定義についてよく知らなかったことに気づきました。「こんなこともそうなんだ,ああいう行動もそうなんだ」と日常茶飯事になって麻痺しつつある出来事が,挑戦的行動と位置づけられることに驚きました。►それからタイプ別の介入方法もたいへん参考になりました。我流で行動療法をかじった私は,今まで何があってもタイムアウト法をとっていたのですが,それが必ずしも正の強化にならないことを知り勉強不足を痛感しているところです。►私になかった視点として,健康面が挙げられます。私は健康や病気を軽く考えていたのです。自分の不調を訴えられない,また意識化することができない,そういった部分を深く考慮することがありませんでした。►より実践的で系統だった理論を展開してくれている本書は,色々な視点を持つことを教えてくれ,大変参考になる事柄が多く勉強になりました。


G県:I様より (2004.9.9)

 挑戦的行動がある知的障害児にかかわる特別支援教育に携わる教師・臨床家,また,これらの子どもを診る,診ようとする医師等へのガイドラインになる。既に出版された他の挑戦的行動に関する訳本よりも簡潔にまとめてある。問題行動に関する文献,周辺の文献も紹介されています。読者が効果的評価と干渉計画をつくるために使う重要な原則を配置する原案を提案している。しかし,両親等には,難しすぎるし,量が多すぎる。知的障害等にかかわる挑戦的行動の解説・家庭でできる支援方法について50ページ程度で説明する本が欲しい。►以下,細かい部分ですが,感想として記述します。
 ●p108:「ジャニッキら……明らかにしている」----「米国の知的障害者が他の国の知的障害者よりも健康状態が良かった」と読みとると,より詳しい訳者の言葉が必要になる。
 ●p130:言葉をより精密に表現してもらいたい----本人の医学的なことから生じるイライラと,外的(社会的)なことから受けるイライラを別の言葉で表現できないか。
 ●p134:間接アセスメントの日本版の紹介が欲しい----「動機付けアセスメント」等が日本に訳されているかどうか,その紹介をこの本の中でしてもらいたい。


 小林重雄 監修 前川久男・緒方明子 編著






A5判/並製カバー装
/222頁/本体価2500円

書籍詳細

神奈川県:原田様より (2004.4.30)

 現在,現職の小学校教師として1小学校に籍を置きながら,大学院で障害児教育を学んでいるという2つの立場で本書を読みました。►本書の目的である「病理モデルから教育モデルへ」という視点は大変重要なことで,研究者側からみれば当たり前というべき論ではありますが,一方現場では未だに「病理モデル」が先行しています。現場の職員としては,そこに解決策があると信じて疑わない態度です。►本書の第2の目的「組織を支えるシステムの提案」こそ,現場では必要としております。しかし,目的の第3で提示していますように,「専門家の介入による知識・技能の提示」が不可欠な要素であるといえます。►その点から言えば,本書の構成は大変わかりやすく,また,文章も読みやすく,理解されやすいと思われました。


 柚木 馥 著






A5判/並製カバー装
/198頁/本体価2200円

書籍詳細

書評:『発達の遅れと教育』(日本文化科学社)5月号 (2004.4.26)

 著者が,大学教員として,30年余にわたり,知的障害のある人たちにかかわり続け,その実践をまとめたものです。
「人間が人間らしく普通の暮らしを地域の中で営むためには」は,「@やる気・自信,A生き抜く力,B自己実現」の3つが必要であること,「教育臨床」の中核は「親と共に歩む」「生活拠点をつくる」「実践にすっぽり身を入れる」「共に生きる姿勢」「障害者のニーズに応えサポートする」等々であることを,実践をふまえて力強く説き,障害のある子との出会い,北海道家庭学校等での体験,大学内での「日曜作業所」「サマースクール」などの実践,地域における作業所居住施設・就労センター・グループホーム・福祉工場等々の開設に至るまでの様子が,熱い思いを込めて述べられています。この4月からは,「どんぐり村福祉工場で」という著者の生き方に頭が下がります。障害のある人たちにかかわるすべての人にお薦めしたい1冊。
(植草短期大学教授 中坪晃一)


千葉県:黒岩様より (2004.1.30)

 私は21歳の時から,障害者の運動に25年間取組んできました。この間,制度改革の目まぐるしい動きに期待しつつも,自身では専門職としての研さんを積み重ねてきました。►しかし,もはや行政への期待に限界を感じ,自ら地域で福祉事業を手がける決心をしたところです。今年NPO法人を設立し,個人の負担でグループホームを建設します。これを地域の福祉の拠点としてまわりの同志や団体と横のつながりを築いて,さらに発展させたいと考えています。►そのような折,たまたまこの本のことを知り,ぜひ読んでみたいと思いました。今自分が描いているのと同じようなことを既に実践された著者のビジョンには,共感する部分が多々ありました。ぜひ,今後の参考とさせていただきます。

大阪府:桑山様より (2004.1.30)

 ともかくこの著者の実践力は素晴らしい。地域福祉や在宅医療,社会的入院の解消,24時間のホームヘルパーの派遣,徹底的な地域主義などが叫ばれる中,入所施設の是非の問題や「本来ならば行政がすべきこと」の問題を,乗り越えている面がある。►本来行政が行うべきことと知りつつも,行政の対応を待っていても何も始まらないことを著者は熟知しているし,それに飛び込んでいくことを躊躇しない。P156にあるように,作業所の土地の寄付についても,偶然でなく必然としたことには,感銘を覚えた。►天地人すべてがそろわなければ,障害者施設建設は難しいが,天と人で地を引き寄せたように思う。筆者は知的障害者の問題を主体として行動しており,私自身は「重心」と言われる障害者の運動をしているが,障害者を支える支援者の組織論について,もっと知りたいと思った。



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